トップ > コラム > 知っておきたいマンション投資の複利効果

知っておきたいマンション投資の複利効果

2022/10/27
2023/03/23
不動産投資コラム

資産を増やしていくためにとても重要な概念に「複利」という言葉があります。この意味や活かし方をご存じでしょうか?

これは、マンション投資だけではなく他の投資、資産運用においても有効な概念です。

本記事では、この「複利」とはどういうもので、マンション投資の場合、どんな方法が複利効果を発揮するのか解説します。

複利とは?

「複利」とは、投資運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資することをいいます。一方、対義語として表す「単利」は運用で得た収益を受け取り、当初の元本の金額のままで運用する方法です。

複利と単利の効果の差は、月日が経てば経つほど大きくなります。

マンション投資における複利とは?

マンション投資において、「家賃収入を元金に組み入れる」ということはできません。では、マンション投資で複利効果を狙いたい場合はどういった手法があるでしょうか?

内容は以下の通りです。

1.利益を別の物件に再投資する
2.リ
フォームやリノベーションを行う
3.
繰り上げ返済をする

手法1.利益を別のマンションに再投資する

1棟目・1戸目のマンションへの投資で得た利益を元手として、さらに2棟目・2戸目、3棟目・3戸目のマンションに投資して収益を上げるという考え方です。

最初のマンションのローンを完済してから2棟目・2戸目を購入するよりも、「複利」の考え方で早めに2棟目・2戸目を購入したほうが、早く資産を増やすことができます。
マンション投資の複利効果を得るための手法として主要な方法です。

また、複数の物件への投資はリスク分散の方法としても注目されています。別の記事で紹介しておりますので、併せて参考にしてみてください。
>『不動産投資のリスク分散の方法:3つの軸とは?』

手法2.リフォームやリノベーションを行う

入居者の退去時の原状回復のタイミングごとに、利益を元手にこまめにリフォームやリノベーションをおこなうことも手法のひとつです。

マンションとしての価値を高め、利益アップを狙うことができます。

手法3.繰り上げ返済をする

繰り上げ返済をして元本を減らすことで、返済額を削減することができます。

繰り上げ返済が進めば進むほど物件の完済スピードも速くなり、その分、毎月の家賃収入が増え、さらにその増えた分を繰上げ返済に回すことができます。

繰り上げ返済については別の記事からも詳しく紹介しています。併せて参考にしてみてください。
>『マンション投資で繰り上げ返済はすべき?|繰り上げ返済のポイントを解説』

マンション投資の複利効果による注意点

マンション投資で複利効果を狙う上で注意しておきたい点があります。
それは、「マンション投資から生まれるキャッシュフローを安全に再投資に回せるか」の判断です。

マンション投資のシミュレーションを行う際は様々なリスクを想定し、利益を出すことができるか綿密に考える必要があります。

たとえば、変動金利で借りている場合は金利上昇にどこまで耐えられるか、空室リスクを甘く見ていないかなど厳しくシミュレーションすることが必要です。

マンション投資のリスクについては別の記事で詳しく紹介しています。併せてご一読ください。
>『マンション投資をはじめる前に|知っておくべき7つのリスクと対策』

マンション投資で複利効果を最大限に活かすポイント2つ

複利効果を活かした運用を行うためには、以下2つのポイントを抑えておきましょう。

1.1棟目・1戸目の成功経験を早期に積む
2.
早い時期に複数の不動産投資ローンを組む

ポイント1.1棟目・1戸目の成功経験を早期に積む

マンション投資は再現性の高い投資であり、1棟目・1戸目で成功したやり方を再現することで、複数所有の場合も成功する確率が格段に高くなります。
従って最初の1棟目
・1戸目の成功が大きな鍵を握ります。

正しい管理法を身につけて、キャッシュフローを厳格に管理できれば、複利効果を使って大きな利益を生み出すことができます。

別の記事でマンション投資を成功する人の特徴についてまとめています。併せて参考にしてみてください。
>『不動産投資で成功する人の特徴!成功率を高める方法とは?』

ポイント2.早い時期に複数の不動産投資ローンを組む

複数のマンション購入による複利効果を検討している場合、早いタイミングで、2棟目・2戸目以降の不動産投資ローンを組むことをお勧めします。

不動産投資ローンの期間は最長35年、最終返済は80歳未満としている金融期間や融資対象年齢を指定しているケースがほとんどです。早く不動産投資ローンを組んだほうが、ローンの効果を得ることができます。

注意点として、複数の不動産投資ローンを組む場合、1棟目・1戸目の運用状況も審査対象として見られます。その点においても、1棟目・1戸目で利益を出せるようにすることは大切なのです。

まとめ:複利効果を活かしたマンション投資を行うために

複利効果を活かして、お金がお金を生む状態を構築することができれば、投資した金額をより大きな資産に変えることが可能です。
それは、マンション投資も同様のことがいえます。

まずは、1棟目・1戸目のマンション投資を軌道に乗せた上で、複利効果を活かしたマンション投資を検討してみてください。

LIV PLUSではマンション投資に関するコラムを随時アップしています。マンション投資を検討する際にご参考いただけますと幸いです。

あなたにオススメの記事