世界のREIT、3カ月半ぶり高値　利上げ懸念の後退で

世界のREITが、やっと3ヵ月ぶりに高値を記録しました。久々のニュースに嬉しい気持ちもありますが、ホテルやリゾートなどの夏の旅行シーズンが関係しているとのことで、長いスパンで見たらどうなのかな…というのが正直なところです。オフィスは出遅れ感こそあるものの、物流や商業などの回復が目立っていることを考えると、やっとコロナから抜け出してきたのかなとも感じます。消費者マインドにも大きな影響があるので、REITの動きは気になります。

REITの投資家にとっては嬉しいニュースです。FRBの利上げに対し加速懸念などのマイナス材料が、やっと後退し、投資家にとっても積極的にREITへの投資ができるようになるのではないでしょうか。本来、リスク資産でもあるREITは、景気にも左右されやすいものです。そのため、3ヵ月ほど下がり傾向にあったのだと思います。資金の動きをみると、世界的なお金の流れのようなものが見えてくるからこそ面白いですね。