マンション投資は、他の投資と比べると金銭面以外でも様々なメリットがあり、最近では生命保険の代わりとしてマンション投資を始める人も増加しています。
本記事では、「マンション投資が本当に生命保険として活用できるのか?」の理由も含めてご紹介し、さらに加入をおすすめする保険内容もご紹介します。
マンション投資を検討している方、マンション投資に関連する保険について情報収集をしている方は是非ご覧ください。
マンション投資が生命保険の代わりと言われる理由
投資用マンションを不動産投資ローンで購入する際、ほとんどの方が「団体信用生命保険」という保険に加入します。
団体信用生命保険とは、投資家本人が死亡や高度な障害を負った場合に、投資家の代わりに保険会社がローン残債を全額負担してくれる保険です。
そのため、万が一のことがあっても、借金のない状態で家族に物件が相続され、家賃収入は引き続き手元に入り続けます。また、物件を売却してまとまったお金をにすることもできます。
生命保険も団体信用生命保険も残された家族に資産を引き継ぐことができることから、マンション投資は生命保険の代わりになると言われています。
団体信用生命保険があれば生命保険への加入は不要?
結論としては、団体信用生命保険に加入したからといって生命保険に加入しなくて良いというわけではありません。
その理由として、団体信用生命保険には以下4つのリスクもあるからです。
1.家族には保険料が支払われない
2.家賃収入のみでの生活は困難
3.買い手が見つかりにくい(売却益を得にくい)ことも
4.運用中に建物が損壊するリスクもある
特に懸念されるリスクは、家族に対して保険料が支払われない点です。
不動産投資ローンのストレスは軽減できますが、残された家族の生活費を考えるのであれば、別途、生命保険に加入しておいたほうが安心だと思います。
団体信用生命保険のメリット・デメリットについては以下の記事で紹介していますので、併せて参考にしてみてください。
>『不動産投資が生命保険の代わりに?団体信用生命保険のコストを検証!』
マンション投資家に加入をおすすめしたい保険3つ
マンション投資はその他にも様々なリスクが想定されます。
マンション投資を始める全ての方に対してというわけではありませんが、万が一の時に自己資金でカバーできない方は以下の保険への加入を検討してみましょう。
1.火災保険
2.地震保険
3.施設賠償責任保険
1.火災保険
「火災保険」とは、保有している建物にて火災が発生して建物および家財などに損害が発生した場合、その損害に関する補償を受けられる保険のことです。
さらに、以下の特約を付けることができる場合もあります。
・落雷、破裂・爆発によって建物や家財に損害が発生した場合の補償
・風災、雹(ひょう)災、雪災などが原因となって建物や家財に損害が発生した場合の補償
・台風や暴風雨などにより建物や家財に損害が発生した場合の補償
・水漏れや外部からの衝撃により建物や家財などに損害が発生した場合の補償
・外部から侵入されて建物やその付属設備を破損され、内部の家財などに盗難にあい損害が発生した場合の補償
2.地震保険
「地震保険」とは、地震・噴火・津波などによって、建物や家財が火災・損壊・埋没・流失損害が発生した場合の損害を補償する保険のことです。
地震保険は火災保険とセット加入が必須となります。
3.施設賠償責任保険
「施設賠償責任保険」とは、所有する不動産の敷地内や建物内で、建物の瑕疵(かし)が原因で人や物に損害を与えてしまった場合に備えた保険です。
点検や管理を怠らずに対策していてもトラブルが発生する可能性があるため、施設賠償責任保険も安心のために検討するべき保険だと言えます。
マンション投資のその他のリスクについては以下の記事で詳しく紹介しています。併せて参考にしてみてください。
>『不動産投資を始める前に|知っておくべき7つのリスクと対策』
まとめ:マンション投資に関する保険は自分に合った内容を選ぶこと
今回は、マンション投資が本当に生命保険の代わりになるのか?について、理由も含めて解説しました。
また、想定されるリスクに対してもカバーできる保険があることも知っていただけたかと思います。
本記事で説明した内容を参考に、「マンション投資に関する保険に加入することは必要なのか?」、また、「どのような保険に加入すれば良いのか?」を知り、マンション投資に関するリスクに備えておくことをおすすめします。
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