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【2023年問題】不動産投資への影響とは?特徴と関係性を解説

2023/01/08
2023/03/23
不動産投資コラム

不動産投資を始めるならば、将来発生する問題の予測をすることはきわめて重要です。

不動産投資は世の中の動きによってリスクが変動します。ネガティヴなリスクを生み出す可能性もあるので、早めのリスクマネジメントを開始しましょう。

このコラムでは、間近に迫る「2023年問題」と不動産投資の関係性についてご紹介します。また、発生する影響も解説しているので、投資準備の参考にしてみてください。

不動産投資とかかわりのある「2023年問題」とは?

日本の不動産市場に影響を与えることから、不動産投資家の間で話題になっている「2023年問題」とは何なのでしょうか。

まずは、2023年問題の概要についてご紹介します。また、関わりのある問題も解説しているので参考にしてみてください。

2023年問題を含め、老後資金確保の問題を考えたいなら、こちらの記事がおすすめです。老後資金確保のためのマンション投資の知識を学べます。
>『老後資金が足りない!問題解決にマンション投資が効果的な3つの理由』

人口と世帯数が減少する

2023年問題とは、2023年に起きると予想されている日本の人口減少や世帯数の減少など、不動産市場に影響することが考えられる諸問題の総称です。

現在の日本は、年を追うごとに人口が減少しているほか、高齢化が進み世帯数の減少につながると予想されているのをご存じでしょうか。

この問題は、国立社会保障・人口問題研究所が発表した「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」でも予想されており、2023年には世帯数が5419世帯でピークを迎え、それ以降は減少していくといわれています。

世帯数の減少は、そのまま不動産需要の低下につながっていくため注意が必要です。特に不動産投資家にとっては、物件選びに欠かせない要素ですので気をつけてください。

2025年問題も併せて覚えておく

2023年問題に備えておくことも大切ですが、その後に予想されている「2025年問題」についても併せて理解しておくことが大切です。

以下の記事では、2025年問題の特徴や不動産投資への影響をご紹介しています。リスクマネジメントを行いつつ不動産投資を行う参考になるので、ぜひチェックしてみてください。
>『【2025年問題】不動産の価格暴落?見極め方を解説』

2023年問題が生み出す不動産投資への影響

前項では、2023年問題で予想されている不動産需要の減少について紹介しました。では、この問題が不動産投資にどう直結するのでしょうか。

続いて、2023年問題が生み出す影響を解説します。不動産投資のエリア決めや物件選びの参考にしてみてください。

価格の下落圧力になる

総務省統計局で発表されている日本の「総住宅数と総世帯数」を見ると、現在の日本には5759万戸あることが分かっています。ただし、今後人口減少が続いていけば、自然と世帯数が減少して空き家数が増加してしまうでしょう。

その結果、物件の価値が下がり、不動産市場全体の価格下落が起きるかもしれません。

物件の価格下落は、そのまま所持する不動産のリスクに直結します。価値が下がった分、マイナスリスクが発生する物件もあるので、計画的な不動産選びが重要となるでしょう。

都心に限っていえば影響は限定的

不動産の価格下落は、全国の不動産投資家が問題視すべき項目です。
ただし、人口減少にあわせて、人口の移動が発生することも予想されています。

特に、地方都市から都心部へ移動する人が増えてくるでしょう。その結果、都心部に限っていえば不動産需要が高まることさえ予想できます。

日本全国を見ればマイナスリスクを被る物件もありますが、都心部などを見ると、投資先がなくなるわけではありません。綿密な調査を実施すれば、プラスリスクを生み出すこともできるため、投資エリアの慎重な検討がカギになってきます。

今のうちに2023年問題の対策を検討しよう

2023年問題の対策は、いつからやるべきでしょうか。
結論、今すぐ始めることが大切だと覚えておきましょう。

2023年問題で注視すべきは、人口減少によって価格下落が起きそうな物件を探すことです。つまり、不動産物件選びにおいて次の項目をチェックしてみてはいかがでしょうか。

・投資エリアの人口変化状況
今後実施される都市計画・整備計画
投資家の口コミ情報

2023年問題は、日本の状況をチェックしていけばすぐに対策できます。投資エリアを都心部に限定することも効果的ですので、投資の準備に役立ててみてください。

まとめ:不動産投資を始めるなら将来の問題を理解しよう

不動産市場で叫ばれている「2023年問題」は、不動産投資家なら必ず押さえておくべき項目です。

人口数・世帯数の減少に伴う不動産価格の下落に対応するためには、投資エリアの検討が欠かせません。世の中の動向を探りつつ投資物件を探してみてはいかがでしょうか。

もし、不動産投資を基礎から勉強したい方は、以下記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。お得に投資を開始するコツが学べる内容です。
>『不動産投資を始める人が必ず勉強する10の基礎知識│効率良く勉強する5つの方法とは?_前編』
>『不動産投資を始める人が必ず勉強する10の基礎知識│効率良く勉強する5つの方法とは?_後編』

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