不動産投資を始める前に!初心者必読の基礎知識
「大家さんになって働かずに不労所得を得る」というのは、誰もが一度は憧れることだと思います。
最近では不動産投資も盛んになっており、それを実現できるチャンスが増えてきているのも事実です。
そこで今回は、初心者が不動産投資を始める前に知っておくべきことについて解説します。
始める前に知っておくべき不動産投資の特徴とメリット
一般的に不動産投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」と言われています。
株式投資は「ハイリスク・ハイリターン」、債券投資や預金は「ローリスク・ローリターン」ですから、その中間となります。
債券投資や預金は元本割れが発生しにくいのですが、現在は利子収入がほとんど入ってきません。
一方で、株式投資は高いリターンが期待できますが、業績悪化や倒産などによって元本を毀損する可能性があります。不動産投資であれば、資産の価格変動はあってもゼロになることは考えにくく、誰かが入居している間は安定した収入を得ることができます。
なにより不動産投資の最大のメリットは、物件の大家さんになって不労所得を獲得できることです。マンションやアパートに人が住んでいる間は家賃が発生しますから、自分は働かずともお金が入ってくる仕組みが出来上がります。
老後の暮らしも、年金以外の収入源があることで安定したものになるでしょう。
不動産投資のデメリットとリスクを低減させる方法
メリットの裏返しになりますが、不動産投資の一番のデメリットは空室リスクが伴うことです。
空室が発生すればその分だけリターンが低下しますので、物件は慎重に選ぶ必要があります。できるだけ都心で駅から徒歩10分圏内の築浅物件を選択することで、空室リスクを低減させることができるでしょう。
また忘れがちですが重要なのが、不動産は売りたいと思ったその日に売れないという点です。
株のように取引所に上場しているものであれば毎日売買が可能ですが、不動産はそうもいきません。だからこそ、投資の際は手元資金に十分な余裕を持たせておきましょう。
しかし、ここ最近で不動産投資が活発になっており、中古物件の売買取引件数が増えてきているのも事実です。
REITで少額から始めるという選択肢も!まずは興味を持つことから
いきなりアパートやマンションを購入して投資を始めるのは不安だ、という方も中にはいるでしょう。
そこで、初心者でも少額で簡単に不動産投資を始められる手段として、「REIT(不動産投資信託)」を活用するのも選択肢の一つです。
REITとは大勢でお金を出し合って物件のオーナーになり、その出資額に応じて賃料収入などを得ることができる株式に近い仕組みです。取引所にも上場しており日々売買が可能なので、先述の「売りたい時に売れない」というデメリットは回避できます。
もちろん、少額であればその分得られるリターンも少なくなりますから、REITも実物に投資するのも一長一短です。とはいえ、少額からでも投資をすると興味が湧いて自ずと不動産投資の知識が身についていくので、結果として自分に合った投資スタイルやノウハウを確立することができます。
まとめ
不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンであり、賃料収入から安定した収益を得られる魅力的な投資方法です。一方で、空室になってしまうとリターンが減ることや、売買がすぐには行えないことがデメリットです。
初心者が少額で始めるならREITという方法もあるので、それを活用しながら自分に合う投資手法を見つけていきましょう。