トップ > コラム > 不動産用語解説 | 路線価 2020年最新版

不動産用語解説 | 路線価 2020年最新版

2020/07/08
不動産投資コラム

路線価は土地の相場を手っ取り早く知る最も簡単な指標

今回は「路線価」について詳しくご紹介します。以前のコラムの中で土地の価格について少しお話させていただきましたが、最新の路線価が7月1日に公表されましたので改めて取り上げたいと思います。

路線価とは?

路線価とは、国税庁が発表している土地の価格のことで、相続税や贈与税等の税金を計算する時に基準となるものです。土地の価格が面している道路ごとに決められるため「路線価」と呼ばれています。
路線価には二種類あり、相続・贈与に関する「相続税路線価」と、不動産取得・保持などに関する「固定資産税路線価」があります。単に「路線価」と聞くことが多いかと思いますが、その場合は主に相続税路線価のことを指しています。
ちなみに、相続税路線価は国税局・税務署、固定資産税路線価は市町村(東京23区は都)が決め、どちらも道路に面する宅地の1㎡あたりの評価額の指標で、3年ごとに見直されます。

路線価は5年連続で上昇!

都道府県別の全国平均は5年連続で上昇しています。
ニュースなどで見聞きしたことがある方も多いと思いますが、路線価が全国で最も高い場所は、東京銀座5丁目「鳩居堂前」で35年連続の1位です。今年は4,592万円/㎡で前年の4,560万円/㎡から32万円上昇と、年々価格が上昇しています。
2位は大阪北区角田町「御堂筋」2,160万円/㎡、3位は横浜市西区南幸1丁目「横浜駅西口バスターミナル前通り」1,560万円/㎡でした。昨年と順位の変動はなく、価格が高騰しています。
都道府県別でみると、最も上昇率が高かった地域は沖縄県那覇市。再開発やリゾート化が進み、観光客や訪日外国人の増加により上昇しています。他には、東京都や復興の続く宮城県、また自然や観光名所の多くある石川県や大分県が上昇しています。一方で、栃木、福井、和歌山県など、地方に行くにつれ下落の幅が大きく、地方の衰退や人口減少の傾向が顕著です。

東京の路線価は?

東京都内では、路線価が7年連続で上昇しています。
路線価最高価格の銀座に続き、新宿(新宿通り)、渋谷(渋谷駅前通り)など都内の主要エリアが上昇。新宿は、日本有数のバスターミナルや、繁華街やショッピング施設が多数あることから、平日・休日関係なく多くの人が利用するエリアです。渋谷も再開発により、ホテルやビジネスタワー、商業施設の建設が進み、利用者は増加傾向で更なる上昇が期待される場所です。
最近では、浅草や北千住のように、観光客や学生の集まるエリアでも路線価の上昇率が高まっており、周辺エリアの開発と整備が行われて住みやすい環境へと変化しています。

最後に

都心部では、景気の回復や観光客、訪日外国人の増加によるインバウンド需要で地価の上昇が続いています。ちなみに、東京23区の路線価は町名や地図からも検索することができるので、住んでいる場所や職場の路線価を調べてみるのも面白いですよ!ただし、路線価は現在の土地の相場を知るためには有効ですが、実際に売買される価格ではありませんのでご注意ください。

次回は、路線価と関わりのある相続税についてお伝えします!

あなたにオススメの記事

物件一覧セミナーメルマガ登録