地方の主要都市における賃貸住宅の家賃水準に、明確な地域差と勢いの違いが現れています。長谷工ライブネットが発表した調査によると、地方中核5都市の賃貸マンション相場において、福岡市がすべての住戸タイプで最も高い水準となりました。
調査対象となったのは札幌、仙台、広島、福岡、北九州の5都市です。福岡市では単身者向けからファミリー向けまで幅広い需要を背景に、主要駅を中心に賃料の上昇傾向が確認されています。
この記事のポイント
- 長谷工ライブネットの調査で、福岡市の中核5都市賃貸相場が全3タイプで首位を獲得しました。
- 調査対象は札幌、仙台、広島、福岡、北九州の地方中核5都市となっています。
- 福岡市の上位5駅では、賃料相場が前年比で5%以上の上昇を記録しました。
- 都市開発の進展や人口流入の継続が、福岡市における強い賃貸需要の背景にあります。
- 地方中核都市への分散投資や資産査定の実務において、注視すべき指標となります。
ニュースの概要と背景
長谷工ライブネットの「中核都市賃貸マンション賃料相場マップ2026年度版」では、「シングル」「コンパクト」「ファミリー」という3つの住戸区分すべてで、福岡市が中核5都市の中で賃料相場首位を独占しました。
福岡市においては、上位5駅の賃料水準がいずれも前年と比べて5%以上の上昇を記録しています。都市部における開発の進展とともに、旺盛な人口流入が続いていることが、賃貸需要の強さを支える要因となっています。
地方の中核都市間でも、経済活動の活発さや人口動態の違いによって、賃貸相場の推移に差が生じている状況が今回の調査結果から示されています。
不動産市場・投資家への影響
今回のデータは、首都圏以外のエリアで賃貸住宅への投資や資産運用を検討する投資家にとって、重要な判断材料となります。都心部だけでなく地方中核都市においても賃料水準が着実に向上している実態が可視化されたためです。
特にエリアごとの賃料査定や収益性の見通しを立てる実務において、都市ごとの需要の強弱を正確に把握することが求められます。福岡市のように継続的な需要拡大を背景に賃料が伸びている地域がある一方で、他の中核都市との比較検討も欠かせません。
リスク分散を目的として地方中核都市への分散投資を志向する際には、人口流入や開発動向が今後の賃料推移にどう影響していくか、中長期的な視座で注視していく必要があります。





