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住宅ローンの借り換えは「守り」じゃない!浮いたお金を「攻めの投資」に回す戦略とは

2025/08/28
お金・資産形成

最近の金利変動のニュースを見て、「自分の住宅ローン、このままでいいのかな?」「月々の返済が少しでも楽になれば…」と、ローンの借り換えを考え始めた方も多いのではないでしょうか。

もちろん、月々の支出を減らすことは大切です。しかし、借り換えのメリットは、それだけではありません。

実は、借り換えは新たな資産を生み出すための「自己資金」作りの絶好のチャンスなのです。
この記事では、単なる借り換えの解説に留まらず、そこで生まれたお金を「攻めの投資」に回し、あなたの資産全体を豊かにしていくための具体的な戦略を解説します。

【基本編】そもそも住宅ローン借り換えとは?メリット・デメリットの再確認

住宅ローンの借り換えとは、現在よりも有利な条件(主に低い金利)のローンを新たに組み、そのお金で現在のローンを完済することです。一般的に、以下の条件に当てはまる人は、借り換えによるメリットを受けやすいと言われています。

  • ローン残高が1,000万円以上
  • 返済期間が残り10年以上
  • 借り換え後の金利が、現在より年0.5%以上下がる

借り換えのメリット

借り換えの主なメリットは以下の通りです。

  • 総返済額の削減: 金利が下がることで、支払う利息が減り、トータルの返済額を圧縮できます。
  • 月々の返済額の軽減: 毎月の返済額が下がることで、家計に余裕が生まれます。
  • 金利タイプの変更: 変動金利から固定金利へ変更するなど、将来の金利変動リスクに備えることも可能です。

デメリットと諸費用

一方で、注意すべき点もあります。

  • 諸費用がかかる: 借り換えには、保証料や登記費用、手数料など、数十万円単位の初期費用がかかります。
  • 手続きの手間: 新規ローンと同様の書類準備や審査が必要です。
  • 団信の再加入: 新たに団体信用生命保険に加入する必要があり、健康状態によっては加入できないリスクもあります。

【戦略編】借り換えを「攻めの資産形成」に変える2つの方法

借り換えで生まれる「余裕」を、どう未来の資産に変えるか。ここからが本題です。

方法①:「月々の余剰資金」を投資の元手にする

最もシンプルかつ強力なのが、借り換えで減った月々の返済額を、そのまま積立投資に回す方法です。

例えば、借り換えで毎月の返済額が2万円減ったとします。その2万円を、NISAなどを活用して年利5%で積立投資に回した場合、20年後には約820万円もの資産になる計算です(元本480万円)。

これは、ただ返済額が減ったと喜んで消費に回すのとは、将来的に雲泥の差が生まれることを意味します。

方法②:「諸費用ローン」で自己資金を温存し、不動産投資へ

さらに一歩進んだ、より高度な戦略もあります。それは、手元の現金を減らさずに、新たな資産を手に入れる方法です。

戦略的借り換えフロー

借り換え時に諸費用(例: 50万円)もローンに組み込む

手元の自己資金を減らさずに借り換えを完了させる

温存できた自己資金を頭金に、収益用不動産を購入

この戦略により、あなたは「住宅ローンの返済額削減」と「家賃収入という新たなキャッシュフロー」を同時に手に入れることができるのです。

【実践編】借り換えで不動産投資を始めるための3ステップ

では、具体的にどう行動すれば良いのでしょうか。

STEP 1まずは借り換えのシミュレーションをする

ウェブサイトのシミュレーションツールなどを使い、まずは「自分の場合、借り換えでどれくらいのメリットが出るのか」を正確に把握しましょう。

STEP 2金融機関に相談し、最適なプランを見つける

複数の金融機関に相談し、最も条件の良いローンを探します。その際、「諸費用もローンに含めたい」といった、ご自身の戦略を明確に伝えることが重要です。

STEP 3信頼できる不動産パートナーを探す

借り換えの目処が立ち、自己資金が確保できたら、次は投資先となる物件を探します。ここで重要になるのが、あなたの目的を理解し、長期的な視点でサポートしてくれる不動産のプロをパートナーに選ぶことです。

まとめ:借り換えは、あなたの資産戦略を見直す絶好の機会

住宅ローンの借り換えは、目先の支出を減らすだけの「守りの節約術」ではありません。

正しく活用すれば、未来の資産を大きく育てる「攻めの資産形成術」へと進化させることができます。
金利が気になる今こそ、あなたの資産戦略全体を見直し、人生の選択肢を広げるための、大きな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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この記事で、借り換えが持つ大きな可能性を感じていただけたかと存じます。
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