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最新のリーテック市場 WEWORK編6

2020/01/06
不動産投資コラム

IPO延期から毎週のように大きな動きがあります。まだまだ目が離せません。

※リーテックとはReal Estate Technologyの略で、直訳すると「不動産テクノロジー」です。 不動産事業にIT技術を活用することを意味しています。

ソフトバンクWeWorkを子会社化

ソフトバンクGは今週、共有オフィスを手掛ける米WeWorkの株式公開買い付け(TOB)を開始するようです。これまでに合意された買い付け規模は最大30億ドル相当で、創業者アダム・ニューマン氏が保有する株式最大9億7000万ドル相当が含まれています。TOBは、ソフトバンクが関連書類の技術的な見直しを求めたため、当初の予定から遅れたとのこと。米ブル-ムバーグは前週、ソフトバンクGが、WeWorkに対して行う30億ドルのTOBの規模を縮小する方法を検討していると報じた。ニューマン氏への支払額を抑えたい意向だという。TOBは10月にソフトバンクが合意した95億ドル規模のWeWork救済策の一環。ソフトバンクは債務と株式の形で65億ドルの支援も行うとのこと。

ソフトバンクビジョンファンド2暗礁に

ソフトバンクGはビジョン・ファンド2号に対する野心をしぼませたと、英紙サンデー・テレグラフが報じました。1号ファンドによるシェアオフィス運営会社WeWorkなどへの大型投資が失敗し、サウジアラビアなどの投資パートナーを動揺させたためとしています。同紙は事情に詳しい複数の関係者の話として、VF2号の規模は目標の1080億ドル(約11兆7300億円)に遠く及ばない見通しだと伝えたそうです。

テレグラフによると、アブダビ首長国の政府系ファンド(SWF)であるムバダラ・インベストメントやサウジのSWF、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)などとの協議は続いているが、いずれもVF2号への出資を確約していないそうです。

ゴールドマンも参画

ソフトバンクGはシェアオフィス事業を展開する米ウィーワークへの大規模融資をてこ入れするため、新たな借り入れの取りまとめ役にゴールドマン・サックス・グループグループを起用した。事情に詳しい関係者によると、ゴールドマンは17億5000万ドル(約1900億円)の信用枠設定をまとめようとしている。ソフトバンクGはWeWork支援パッケージの一部としてデットファイナンスで50億ドルを用意するとしており、この実現に向けた最初の一歩となる。この取引が金融機関に受け入れられやすくなるよう、ソフトバンクGを借り主、WeWorkを共同借り主として記載するという。ゴールドマンはこの信用枠設定に参加する関心の度合いを測るため、金融各社に接触していると、関係者は述べた。目標は年内に設定できることだという。

WeWork事業縮小化

WeWorkは、オフィス環境の管理サービスを提供するマネージド・バイ・キューの売却を協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。WeWorkは8カ月前に同社を取得したばかりだが、売却で資金を確保し、中核事業に再び焦点を合わせる態勢を整える。交渉が非公開だとして匿名を条件に述べた同関係者によると、マネージドの共同創業者で元会長のダン・テラン氏を含む複数の幹部や投資家がWeWorkからの買い戻しを試みている。交渉は進展を見せており、ウィーワークは解決策を見いだすことに前向きだといいます。

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