リヴトラストが簡単解説｜住宅ローンの金利は変動・固定のどっちを選ぶべき？

では、まず「変動金利」と「固定金利」について説明いたします。

「変動金利」は読んで字のごとく金利が変動するタイプです。
変動はいたしますが、特徴としては金利が低いという点があり、大体0.3%～0.5%くらいで推移しています。
変動するため返済額が変化してきますので、金利がずっと上がっていった時にリスクが高くなるという点も特徴として挙げられます。

次に「固定金利」です。
固定金利ではフラット35が有名ですが、フラット35でも1.8%くらいで金利は少し高いです。その分、金利は固定されているため返済計画が立てやすいのが特徴的です。
あとは、期間選択型みたいな形の固定金利もありまして、最初の10年間は固定金利といったタイプも場合によっては選べたりします。

では、実際に「変動金利と固定金利ではどちらが良いの？」といったところです。

独立行政法人の住宅金融支援機構というところが出している、実際に住宅ローンの利用者実施調査があります。
「住宅ローンを借りている人はどちらの金利を選んでいるの？」という調査があるのですが、その調査結果もは変動金利を選んでいる人が多いのです。
変動金利を選んでいる人が77%おりまして、固定金利が10%くらいです。あとは、期間選択型を選んでいる人が約15%です。期間選択型は、最初の10年・20年は固定であとは変動型みたいなタイプです。

選択期間は置いといて、変動金利と固定金利だけで見るなら、変動金利が77%で固定金利が10%とかなり差があるわけなんです。
やはり変動金利は0.3%～0.5%と金利が低いです。固定金利の方はどんなに低くてもフラット35で1.8%ぐらいですからね。そのため、金利差がかなりあることから変動金利の方が人気なのです。

ですが、注意していただきたいのが先ほど言った金利の上昇です。

10月の政策決定会合で日銀が0.25%ほど金利を上げるのでは？と言われています。
しかも、来年の10月にもさらに0.25%上げるとも言われていて、合計で0.5%も上がる可能性が…

変動金利は現在0.3%ですから0.5%上がったら0.8%。
0.8%になったらかなり支払い額は増えます。そして、注意してほしいのが、変動金利で借りている（融資を受けている）人はかなりギリギリの額まで借りていることが多いため、「金利が0.5%も上がったら返済できない…」となってしまう人が増えてしまう可能性が考えられます。
そのため、これを機に変動金利から固定金利に変えて返済計画をしっかりしようと言われ始めているのです。

では、それら全てをひっくるめて、変動金利と固定金利ではどちらがおすすめなのか？

個人的にですけれども、変動金利の方がまだ金利水準が全然低いためおすすめな気がします。
ただ気を付けていただきたいのが、変動金利でもこれからどんどん金利が上昇しいくのでは？と言われていますので、融資額ギリギリまで借りるのはあまりおすすめしないです…

ただ、再来年、5年後、10年後になってどんどん金利が上がっていった時には もしかしたら変動金利が“泣き”を見るかもしれないです。
その時、「やっぱり固定金利にしておけば良かった」となるかもしれないので、僕はこの発言に一切の責任を持ちませんっ！！