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建物構造について~よく見る「RC造」と「SRC造」って?~

2020/04/28
【不動産の基本講座】教えて!中山ティーチャー

いつもの中山ティーチャーがほかの授業へ授業参観へ行ってしまったため、今日は私、坂戸が臨時講師としてお話します。

建物の構造について学ぼう

木造 軽量鉄骨造 重量鉄骨造 鉄筋コンクリート造 鉄鋼鉄筋コンクリート造

賃貸の情報サイトなどでこういったワードを目にすることも多いのではないでしょうか。

この中から今回は、何が違うの?と聞かれることが多い、鉄筋コンクリート造鉄骨鉄筋コンクリート造の違いについて紹介します。

鉄筋コンクリート造…RC造

コンクリートの中に鉄筋を入れることで強度を保っている。
鉄筋    ・・・引っ張られる力に強い熱に弱い錆びやすい
            ↕        ↕    ↕
コンクリート・・・引っ張られる力に弱い熱に強い錆にくい
この二つがお互いの弱点を補っているのがRC造の強み
比較的重量がある素材のため、地盤が弱いところでは建築材料として採用されづらい

鉄鋼鉄筋コンクリート造…SRC造

RC造よりも耐震性、耐火性に優れている。
工事の過程が複雑なため、工事の期間が長くなり、建築コストは高単価

高層マンションの建築はSRC造が主流でしたが、最近はRC造の技術が発展してきており、RC造の高層建築が増えてきています。
ただ高い耐震性ゆえに、その分家賃が割高で、建築費用が他に比べ高額になりがちです。
RC造だから地震に弱い、というわけではありませんが、”安心・安全をお金で買う”という目線で、SRC造を検討してみるのもいいかもしれませんね。


この物件構造が一番いいというのは一概には言えません。
建築の技術は年々発展してきています。防音、耐久性、単価だけ見るのではなく、駅からの近さや、マンションの設備など、
自分のニーズにあった条件で物件を選ぶのがいいでしょう。

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