いつもの中山ティーチャーがほかの授業へ授業参観へ行ってしまったため、今日は私、坂戸が臨時講師としてお話します。
建物の構造について学ぼう
木造 軽量鉄骨造 重量鉄骨造 鉄筋コンクリート造 鉄鋼鉄筋コンクリート造
賃貸の情報サイトなどでこういったワードを目にすることも多いのではないでしょうか。
この中から今回は、何が違うの?と聞かれることが多い、鉄筋コンクリート造と鉄骨鉄筋コンクリート造の違いについて紹介します。
鉄筋コンクリート造…RC造
コンクリートの中に鉄筋を入れることで強度を保っている。
鉄筋 ・・・引っ張られる力に強い、熱に弱い、錆びやすい
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コンクリート・・・引っ張られる力に弱い、熱に強い、錆にくい
この二つがお互いの弱点を補っているのがRC造の強み
比較的重量がある素材のため、地盤が弱いところでは建築材料として採用されづらい
鉄鋼鉄筋コンクリート造…SRC造
RC造よりも耐震性、耐火性に優れている。
工事の過程が複雑なため、工事の期間が長くなり、建築コストは高単価
高層マンションの建築はSRC造が主流でしたが、最近はRC造の技術が発展してきており、RC造の高層建築が増えてきています。
ただ高い耐震性ゆえに、その分家賃が割高で、建築費用が他に比べ高額になりがちです。
RC造だから地震に弱い、というわけではありませんが、”安心・安全をお金で買う”という目線で、SRC造を検討してみるのもいいかもしれませんね。
この物件構造が一番いいというのは一概には言えません。
建築の技術は年々発展してきています。防音、耐久性、単価だけ見るのではなく、駅からの近さや、マンションの設備など、
自分のニーズにあった条件で物件を選ぶのがいいでしょう。