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建設会社の横断的評価制度に強いニーズ、国交省アンケートで経審のW点重視求める声

2026/10/22
不動産業

国土交通省の有識者作業部会において、建設業に関係する企業を対象としたアンケート調査の結果が公表されました。調査では、公共工事と民間工事、元請会社と下請会社の垣根を越えて企業を評価する新たな仕組みに対し、強い需要があることが明らかになっています。

現行の制度としては、公共工事の入札に参加する建設会社の経営状況や技術力を数値化する「経営事項審査(経審)」が存在します。今回の調査結果では、その評価項目の一つである「その他審査項目(社会性等)」、通称「W点」の拡充を求める意見が多く集まりました。

この記事のポイント

  • 国交省の作業部会で、建設会社を横断的に評価する制度へのアンケート結果が公表された
  • 公共・民間や元請・下請を問わない新たな企業評価体系に対する強い需要が判明した
  • 経営事項審査(経審)における社会性等を評価する「W点」の拡充を求める声が多い
  • 新取引や調達網の評価に役立つ制度検討が進み、開発や発注実務への影響が注目される

ニュースの概要と背景

今回のアンケートは、工事の発注形態や企業の立場にとらわれない横断的な企業評価のあり方を検討する目的で実施されました。建設業界では、公共だけでなく民間の取引でも客観的な基準で企業の実力を把握したいというニーズが高まっています。

具体的には、経営事項審査における「W点」の重要性が指摘されています。W点とは、労働福祉の状況や建設業の営業年数、法令遵守といった社会的な取り組みや企業の信頼性を評価する指標です。この項目をより充実させるべきだという声が現場から多く寄せられました。

こうした背景から、新たな取引先の開拓や、材料調達から施工に至るサプライチェーン全体の健全性を適切に評価できるような新制度の構築に向けて、国交省を中心に議論が進められています。

不動産市場・投資家への影響

建設会社の企業力を客観的かつ横断的に評価する仕組みが整備されると、不動産開発や建築工事を発注する際の実務に好影響を与える可能性があります。発注者は、元請だけでなく下請まで含めた施工体制の信頼性を事前に把握しやすくなるためです。

これにより、工事の調達プロセスにおける透明性が高まり、施工トラブルの予防や適切なコスト管理につながることが期待されます。不動産投資や開発事業を手がける立場にとっても、パートナーとなる施工業者の選定基準が明確になる利点があります。

今後導入が検討される新評価体系がどのような形で実務に落とし込まれるのか、不動産関係者や投資家は制度設計の進捗や業界の対応動向を注視していく必要があります。

出典:国交省/建設会社アンケートの結果公表/業態横断企業評価にニーズ、経審はW点重視を | 日刊建設工業新聞

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