村田製作所みなとみらいイノベーションセンター竣工
本日のコラムでは、今年オープン予定の村田製作所みなとみらいイノベーションセンターについてご紹介していきます。
村田製作所がみなとみらいに新たな研究施設を設立
世界的な総合電子部品メーカーとして京都に本社を構える村田製作所が、新たな研究開発拠点として、みなとみらいに1,000人超の従業員が働くオフィスビルを完成させました。
低層階には、子ども向けの科学体験施設を設け、商業施設としての利用も進めています。
■名称
株式会社村田製作所 みなとみらいイノベーションセンター
■所在地
横浜市西区みなとみらい4-3-11
みなとみらい線新高島駅から徒歩3分
■建築規模
高さ約99.95m、地上18階・地下2階・塔屋1階
敷地面積7,414.88㎡、延床面積65,432.53㎡
■投資総額
約400億円(土地・建物費用)
■フロア構成
高層階:厚生施設
中層階:開発エリア
低層階:開発エリア、にぎわい施設
地下階:電波暗室、駐車場、機械室
1~2階の公共空間には科学をテーマにした「DISCOVER(発見)」と「THINK(考える)」が生まれる体験ゾーンが今年12月オープン予定となっており、サイエンス体験展示やロボットのデモンストレーションが体験できる空間が誕生予定。
DISCOVERエリア(発見):
企業紹介やロボットを使用した技術解説、サイエンス体験展示などを行い、「科学って楽しい!」を体験
THINKエリア(考える):
工作の楽しさを伝える「電子工作教室」などを開催。子どもたち自身の手による電子回路基板の組み立てや、実験デモなどを通じて、電子部品の簡単な仕組みと原理・現象を学ぶエリア
近年みなとみらいに進出する企業が増加
村田製作所イノベーションセンター近隣ブロックには、京急グループ本社ビルや資生堂グローバルイノベーションセンターなどの巨大企業の施設が新たに誕生しています。
みなとみらい(MM)21地区は開発の進捗が9割を超え、オフィスビルは満室に近い状態と好調が続いています。また、関内地区にはシェアオフィスが整備され、スタートアップの拠点として注目されています。
みなとみらい(MM)21地区の開発の成果として、約1,820社の企業がみなとみらい地区に進出し、就業者数はこの10年間で約3万人増加となっており、ビジネスの場として変貌を遂げてきました。
最後に
近年、みなとみらい地区では都市開発により、著しい成長を遂げてきました。
また、現在開発を進めているエリアが多数あり、今年度には神奈川大学がみなとみらいへのキャンパス移転、リゾートホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」の開業などが決まっています。
これからの成長が見込まれるエリアのため、賃貸需要の増加に伴い、賃料増加にも繋がると考えられますので、横浜は不動産投資においても注目されるエリアになることでしょう。
脱ベッドタウンが進む横浜の進化についてまとめた記事もありますので、ぜひ合わせてご覧ください。(引用:みなとみらい21公式ページ)
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