観光施設や校舎、入札不調

自治体にとっても資金的な余裕のない場所が増えています。資材価格や人件費の高騰もあり、入札しても採算が取れないと判断すれば、見送る企業だって珍しくありません。観光施設も開業が遅れるなどの影響が、日本各地で出ているようです。特に観光事業にとっては、やっとコロナからの回復でもあるのに、これでは水を差す恐れも考えられます。不動産投資だけでなくこうした自治体にも、高騰の影響が出ているようです。

石川県の加賀でも温泉駅の高架下に工事入札をしていたものの、応札する事業者がおらず中止の結果に。インバウンドでの需要も見込める場所ですら、決まらない事態になっているのですね…。技術管理者不足などの要因もあるようですが、工期を延ばして完成までに間に合うかどうかですよね。物価が上がればさらに影響が出てきそうですし、観光業が心配です。