中国、深まる不動産苦境

中国不動産は全体の3割を占めるGDPでもあり、混乱している今の状況がいかにリスクがあるのかを実感します。金融不安につながれば、銀行経営の破城を引き起こしかねません。新規雇用の遅れもあるなど、消費の冷え込みがなかなか改善しない今の状況では、中国の景気回復を実現するのも難しいのではないかなと感じます。成長率の目標だって、取り戻すのは難しいのではないでしょうか。

中国で不動産市場の苦境が続いています。新規開発や販売が伸びない状況では、開発企業向けの不良債権はどんどん増えていくばかりになります。成長率についても、政府が対策を講じて少しでも高めようとしているようですが、結果として2％台の低成長のままになる可能性も見えてきました。5.5％前後の成長率の目標は、とてもじゃないけど今から取り戻せるものではないと思います。政治イヤーの今年、中国にとっては課題の多い一年になりそうです。