不動産投資的に神奈川県第二の都市「川崎」はどうなのか
川崎市は、横浜に次いで神奈川第二の都市と呼ばれる市です。
不動産投資という視点から川崎のポテンシャルを探ってみましょう。
総人口153万人超 神奈川第二の都市とは
川崎市の総人口は現在153万人を超え、第三の都市、相模原市の約2倍を超える人口が生活を営んでいます。
しかし、川崎と言えば「工業地帯じゃないの?」「治安が悪いのでは?」とマイナスなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
住む場所を探すとき、周辺環境や治安を全く気にしないという人はなかなかいません。多くの方が家探しの段階でそのエリアについて調べ、住むのに問題がなさそうだと判断した上で入居物件を決めます。
そこで、今回のコラムでは現在の川崎の周辺環境や住みやすさの実情から、川崎市のポテンシャルを見ていきたいと思います。
川崎の治安はイメージほど悪くない
そもそもなぜ川崎は治安が悪いと言われるのでしょうか?
原因としては、風俗店や工場が集まる場所であること、暴力団事務所があること、近年も殺人事件等が報道されていること等が挙げられます。
しかし、駅の東口と西口で治安や雰囲気が大きく変わる街でもあり、東口側は風俗店や飲み屋が立ち並ぶ繁華街となっている一方、西口側はそれとは全く違い、どちらかと言えば閑静な住宅街です。
駅前だけでなく、駅から徒歩15分圏内に、商店街やスーパーマーケット、薬局、病院等が多く充実しており生活に便利なため、単身者からファミリー層まで人気があります。
西口付近は現在も再開発が進められており、今月5月にはホテルメトロポリタン川崎が開業、2021年には大規模オフィスビルと低層のフィットネス&スパ施設も完成する予定のため、今後も働く世代が集まってくる場所になることが予測されます。
人口が増え続ける川崎の魅力とは?
川崎に住む利点の一つとして、交通面の利便性の高さが挙げられます。
JR東海道本線、京浜東北線、南武線、京急本線、京急大師線が通る川崎駅は、横浜駅まで8分、品川駅まで9分、東京駅まで18分、渋谷駅まで21分、池袋駅まで41分と、横浜・都内主要都市への抜群のアクセスが大きな魅力です。
また、川崎駅周辺には、ラゾーナ川崎、アトレ川崎、アゼリア川崎、ルフロン川崎など多くの大型商業施設があり、映画館から本屋、家電量販店、ブランドショップなどが立ち並んでいるため、川崎でのショッピングに困ることはありません。
休日に電車に乗らなくても欲しいものが揃う点も、川崎に住む大きなメリットでしょう。
20年後も伸び続ける川崎市の賃貸需要
今回は川崎駅周辺についてご紹介しました。
川崎は交通アクセスも良く、駅前に限らず周辺環境が整っているため、特に通学や通勤をする単身世帯の増加傾向が見受けられる場所です。
また賃貸相場を見ても、
間取り 家賃相場
・1R:7.08万円
・1K:7.94万円
・1DK:8.33万円
・1LDK:12.66万円
(参照:ホームズ 川崎駅の家賃相場)
と、交通利便性の良さから少し高めの家賃になっているため、入居者層も一定の生活水準の方が多いと考えられます。
また、不動産投資をする場所として見たときに大切なのは、長期的に賃貸需要があるかどうかという点であり、特に日本は人口が減少傾向にあるため先々を見据えたエリア選びが必須になります。
20年後の2040年、神奈川県下で唯一人口が増加していると予測されている市は、横浜市ではなく川崎市です。こういった面で見ても安心して賃貸需要がとっていけるところだと言えるでしょう。