こんにちは、中山ティーチャーです。本日は、第4弾「土壌汚染」についてです。
私たちの暮らしに関わる土壌汚染って?

主に工場から出る有害物質が気体として土の中に入ったり、汚染水が流れて、土の中に溜まっていきます。
工業地帯での科学物質、畑で使う化学肥料など、捨てる場所がないと、私たちの目に見えないところで、
土の中に汚染物質が蓄積され、土壌汚染がどんどん広がっていってしまうんです。
土壌汚染が我々に与える影響とは
土壌汚染の何が怖いかって、「目に見えないところでどんどん広がっていく」ことではないでしょうか。
地上で生活する私たちには、地下がどうなっているか見えませんよね。知らないうちにどんどん汚染が広がっていってる、だからすごく怖いんです。
土壌汚染によって私たちがどんな影響を受けるのか。それは、汚染された土や水を経由して、汚染物質を体内に入れてしまうリスクがある、ということでしょう。
子供のころ、近所の公園で水遊びをした経験があると思います。その時、”この水は飲めません”、”手洗い専用”という注意書きを見たことはありませんか?
一見安全に見えて、体の中には入れない方が良いということですね。
汚染物質を摂取してしまうとどうなる?
人の体内に入った汚染物質は、様々な病気のリスクを引き起こします。有名なのは”イタイイタイ病”。
工場からの汚染物質を体内に入れてしまうことで引き起こされる病気です。
イタイイタイ病のような、汚染による公害はひと昔は多く見受けられましたが、今は徐々に患者の数が減ってきてはいます。もちろん、当時に対策が打たれたからです。
2002年に「土壌汚染対策法」が制定されました。
これにより、もともと工場の跡地に畑を作る時、土壌が汚染されている可能性がある区域の場所は必ず事前調査をすることが法律で義務付けられました。
汚染具合が国の決める基準値を超えてしまった場合、”この土地は基準値を超えた土地だ”と記録が残り、誰でも閲覧できるようにし、
知らずに工場を建ててしまった、家を建ててしまったなどとならないように対策された、というわけです。
では、私たちに何ができるのだろうか
まず、土壌汚染について正しく理解することが大切です。
公園にある水道はなぜ飲めないのか、なぜ飲んではいけないのか—
誤解や偏見を生まないため、間違った知識で判断しないようにしたいですね。
また、土地を購入する際は、基準値を超えている”指定区域”になっていないか調べる、確認することも大切です。
住宅を建てる、または資産として長く持つ際のリスクをあらかじめ把握しておくと安心できます。
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