JLLの河西社長「オフィス投資、消去法で日本」 – 日本経済新聞

欧米不動産の悪化を考えると、日本はまだまだ安定していると感じています。オフィスビルの平均賃料が下がっているので、一見悪く思う人もいるのですが、完全に冷え込んでいない点を見ても安定的に投資先といえると思います。ホテル需要が戻ってきていますが、中国からの宿泊は回復しているとはいえない状況です。アジアの富裕層が物件購入を進めていること、水際対策の効果が出ているのだと思います。

22年夏以降、香港やアジアの富裕層を対象にした物件の仲介が増えているそうです。1億～3億と億ションレベルなのはもちろん、なかには5億を超えるマンションの購入もあるなど、桁違いの購入に驚きを隠せません。来日時ホテル代わりに使っている人もいるなど、富裕層ならではの使い方も。日本的には投資目的なのはいうまでもありませんが、海外ファンドの勢いがすごいですね。