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節税効果が高まるワンルームマンション投資~複数物件購入のススメ~

2024/11/29
不動産投資コラム

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  • ワンルームマンション投資で複数物件を所有するメリット
  • ワンルームマンション投資で2件目を購入するべきタイミング
  • 2件目の不動産を所有する際の注意点とポイント
  • まとめ

不動産は非常に高額な商品のため、1件購入すれば満足と考える方も多いでしょう。しかし、実はワンルームマンション投資において、2件目以降の物件を適切なタイミングで取得すれば、家賃収入が増えたり節税効果を最大化したりと、大きなメリットが見込めます。

本記事では、ワンルームマンション投資における複数物件所有のメリット、2件目の購入に適したタイミング、リスク管理のポイントを詳しく解説します。1件目の運用実績を活かし、リスクを分散しながら効率よく資産を増やす方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

ワンルームマンション投資で複数物件を所有するメリット

ワンルームマンション投資を始めたばかりの頃は、1件の物件運用に専念するのが一般的です。しかし、投資に慣れてきたら、次は複数物件の所有を検討してみるのがおすすめです。

複数物件を所有するメリットには、家賃収入の増加リスク分散有利な融資を期待できる節税効果が高まるといった点が挙げられます。

家賃収入が増加する

ワンルームマンションを2件所有すれば、家賃収入は単純に倍増します。つまり、複数の物件から得られる安定した収益を新たな投資に回すことで、複利効果によって資産をより効率的に増やすことができるのです。

たとえば、月7万円の家賃収入が得られる物件を2件所有すれば、年間168万円の収益が見込めます。この収益を元手に次の投資を進めることで、資産形成のスピードがさらに加速します。

リスクを分散できる

不動産投資では、空室リスクや自然災害などのリスクは避けられません。しかし、複数物件に投資することでリスクを分散し、安定した運用を実現できます。

具体的には、異なるエリアや築年数の物件を組み合わせることで、修繕タイミングや空室リスクを効果的にコントロールできます。万が一、1件の物件で問題が発生しても、他の物件からの収益でカバーできるため、収支全体への影響を最小限に抑えられるのです。

有利な融資を期待できる

2件目のワンルームマンション購入時には、1件目の実績が評価され、より有利な融資条件を引き出せる可能性があります。金融機関からの信頼を得ることで、金利の優遇や融資期間の延長など、メリットを享受できるかもしれません。

また、担保となる不動産資産が増えることで、融資を受けやすくなるというメリットもあります。複数物件の所有は、金融機関からの信用度アップにつながるのです。

節税効果が高まる

ワンルームマンション投資では、所有物件数が増えるほど節税効果が高まります。特に、「5棟10室基準」と言われる事業規模と認められる基準を満たすと、最大65万円の青色申告特別控除が適用されるため、大幅な節税が可能になります。

さらに、現在の日本では不動産資産は相続税評価額が低く設定されるため、将来的な相続対策としても有効です。複数のワンルームマンションを所有することで、税負担を軽減しながら、資産を守り、増やしていくことができるのです。

ワンルームマンション投資で2件目を購入するべきタイミング

ワンルームマンション投資で1件目の運用が軌道に乗り、さらなる資産形成を目指すなら、2件目の購入を検討するタイミングが重要です。適切なタイミングで2件目を取得することで、節税効果を最大化しながら、効率的に不動産投資のポートフォリオを拡大できます。

ここでは、ワンルームマンション投資で2件目を購入するべき3つのタイミングについて解説します。1件目の運用状況や資金面、税務面での最適なタイミングを見極めることが、賢明な投資家としての第一歩となるでしょう。

1件目のキャッシュフローが安定してきたとき

2件目の購入を考える上で、まず重要なのが1件目の運用状況です。1件目のワンルームマンションが安定的にキャッシュフローを生み出している状態は、2件目への投資を検討するベストなタイミングと言えます。

具体的には、1件目の賃貸経営が軌道に乗り、空室リスクが低く抑えられている状況が理想的です。家賃収入が安定的に得られる一方で、ローンの返済も計画通りに進んでいれば、2件目への投資余力が生まれてきます。1件目の運用実績が良好であることは、金融機関からの信頼にもつながり、2件目の融資を受けやすくなるメリットもあります。

ただし、1件目の成功に安心せず、綿密な市場調査と慎重な物件選定を行うことが大切です。1件目で培ったノウハウを活用しながら、慎重に2件目を進めましょう。

1件目の残債が減ってきたとき

2件目の購入タイミングを見極める上で、1件目のローン残債と担保価値のバランスにも注目が必要です。ローンの返済が順調に進み、残債が減ってきたタイミングは、2件目への投資に適しています。

1件目の物件の担保価値が上昇し、ローン残高を上回る状態になれば、金融機関からの追加融資を受けやすくなります。有利な条件で2件目の資金調達ができれば、より効率的に不動産ポートフォリオを拡大できるでしょう。

ただし、不動産価値は経済情勢や地域の変化によって変動するリスクがあります。定期的に1件目の物件価値とローン残高のバランスを確認し、適切な管理を行うことが求められます。

1件目がデッドクロスを迎えたとき

もう一つの重要なタイミングが、1件目の物件が減価償却のデッドクロスを迎える時期です。ワンルームマンション投資では、税務上のメリットを活用することが利回りの向上につながります。

不動産投資におけるデッドクロスとは、 ローンの元金返済額が減価償却費を上回る状況を指します。

1件目の物件で減価償却が終了し、デッドクロスを迎えると、経費計上できる金額が減少し、税負担が増加します。そこで、デッドクロス直前または直後のタイミングで2件目を取得することで、再び減価償却費を計上でき、節税効果を継続できます。

デッドクロスによる経営への影響

デッドクロスは、物件運用における重要な転換点となる局面です。この時期を境に課税所得が増加し、実質的な手取り収入は減少へと転じていきます。

具体的には、以下のような影響が生じます。

1. 減価償却費の逓減による申告所得の上昇です。たとえば、年間100万円の家賃収入がある物件で、減価償却費が年間60万円から30万円へと減少すると、申告所得は30万円上昇することになります。

2. また、所得税・住民税の負担増により、手取り収入は減少に向かいます。家賃収入は変わらないにもかかわらず、税負担の増加で実質的な収益が目減りしてしまうのです。

こうした状況を踏まえると、デッドクロスを迎える前から2件目の物件購入を計画的に検討すべきといえます。それにより、収益と節税効果の両面で、バランスの取れた不動産ポートフォリオを築くことが可能なのです。

ただし、デッドクロス対策だけのため慌てて2件目を購入するのは賢明ではありません。物件の選定は慎重に行い、キャッシュフローへの影響も十分に考慮する必要があります。中長期的な視点で、税務メリットとリスク管理のバランスを取ることが大切です。

2件目の不動産を所有する際の注意点とポイント

複数の不動産を所有することで、家賃収入が増加し資産形成が加速するだけでなく、リスク分散による安定運用や節税効果の最大化といったメリットが期待できます。一方で、2件目以降の物件を購入する際には、いくつかの注意点やポイントについて理解しておくことも重要です。

1件目の経営を安定させる

2件目の不動産投資を検討する際、まず確認すべきは1件目の経営状況です。ローンの返済が順調に進み、物件の担保価値が上昇しているタイミングが、新たな投資に踏み切る絶好の機会といえます。

また、キャッシュフローの観点から、1件目の物件が減価償却終了によるデッドクロスを迎える前後のタイミングで2件目を取得することで、減価償却費を再び経費として計上し、税負担を軽減できます。ただし、自己資金や資産に十分な余裕があることを前提とし、リスクに備えた現預金の確保も忘れてはいけません。

地域や入居者層が異なる物件を選ぶ

2件目の物件選びでは、1件目とは異なる地域や入居者層をターゲットにすることで、リスク分散を図ることが可能です。

たとえば、1件目が都心部の若年層向け物件なら、2件目は郊外のファミリー向け物件を選ぶなど、異なる需要に応えることで安定した運用を目指せます。

また、築年数の異なる物件を組み合わせることで、修繕タイミングをずらし、一度に多額の費用が発生するリスクを回避できます。市場調査を入念に行い、将来的な需要や価格変動を見据えた物件選定が求められます。

属性や運用状況を良好に保つ

複数の不動産を所有する際、各物件の属性や運用状況を適切に管理することが重要です。定期的に現地調査を行い、建物の状態や入居者の満足度を確認し、必要に応じて修繕や設備更新を実施します。

また、物件の価値と融資状況のバランスを定期的にチェックし、ローン残債が担保価値を上回らないように注意します。万一、物件売却や運用停止を検討する事態に備え、事前に出口戦略を立てておくことも大切です。

2件目以降の不動産投資では、管理業務の負担が増加することも見逃せません。すべてを自己管理しようとせず、必要に応じて管理会社に委託することで、オーナーの時間と労力を節約し、効率的な運用を目指しましょう。

まとめ

ワンルームマンション投資は節税効果が高く、複数物件の購入がおすすめです。所得税と住民税の節税が可能で、年間数十万円の節税効果が期待できます。ローン利用時の支払い利息も経費として計上でき、さらなる節税につながります。リスク分散と安定収入のためにも、複数物件の購入を検討しましょう。ワンルームマンション投資で、賢く資産形成を始めてみませんか?

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