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リヴトラストが不動産の疑問を解説~暮らしに関わる土壌汚染とは?~

2020/05/14
【不動産の基本講座】教えて!中山ティーチャー

こんにちは、リヴトラストの中山ティーチャーです。

第4弾となる今回は、私たちの暮らしに大きく関りがある「土壌汚染」について解説していきます。

「土壌汚染」とは?

「土壌汚染」が起こる原因
※画像:ジオラフター株式会社
まず、どうして「土壌汚染」が起きるのでしょうか?
結論から言うと”人間のせい”です。

主に、工場から出る有害物質が気体として土の中に入ったり、汚染水が流れて、土の中に溜まっていきます。
工業地帯での科学物質、畑で使う化学肥料など、捨てる場所がなく、私たちの目に見えないところで、土の中に汚染物質が蓄積され、土壌汚染がどんどん広がっていってしまうんです。

土壌汚染が我々に与える影響とは?

土壌汚染の怖さ、それは「目に見えないところでどんどん広がっていく」ということです。

地上で生活する私たちには、地下がどうなっているのか見えません。
だからこそ、知らないうちに汚染がどんどん広がっているという現状がすごく怖いんです。

土壌汚染によって私たちがどんな影響を受けるのか?
それは、汚染された土や水を経由して汚染物質を体内に入れてしまうリスクがある、ということでしょう。

子供のころ、近所の公園で水遊びをした経験があると思います。
その時に、“この水は飲めません”“手洗い専用”という注意書きを見たことはありませんか?一見すると安全に思えますが、体の中には入れない方が良いということですね。

汚染物質の摂取によって人体に与える影響

体内に入った汚染物質は、様々な病気のリスクを引き起こします。有名なのが「イタイイタイ病」です。
イタイイタイ病は、工場からの汚染物質を体内に入れてしまうことで発病します。

イタイイタイ病のような、汚染による公害はひと昔は多く見受けられましたが様々な対策も行われてきたことにより、今は徐々に患者数も減ってきています。

「土壌汚染対策法」が2002年に制定

2002年に「土壌汚染対策法」が制定されました。

この法整備によって、工場の跡地に畑を作る際、土壌が汚染されている可能性がある区域の場所は必ず事前調査をすることが義務付けられました。

汚染具合が国が定める基準値を超えてしまった場合、“この土地は基準値を超えた土地”という記録が残り、誰でも閲覧できるようにしています。

『知らずに工場を建ててしまった…』『家を建ててしまった…』などとならないように対策が成されたというわけです。

土壌汚染について私たちができる対策

私たちにできる対策は、まず、土壌汚染について正しく理解することが大切です。

公園にある水道はなぜ飲めないのか?なぜ飲んではいけないのか?
誤解や偏見を生まないため、間違った知識で判断しないことが大切です。

また、土地を購入する際は基準値を超えている“指定区域”になっていないか?を調査・確認することも大切です。
住宅を建てる、または、資産として長く持つ際のリスクをあらかじめ把握しておくと安心できます。

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